アイ@海老のブログ

底辺J4のCOJに対する雑感など

アルカナカップと発表に関する感想。

皆さんおはようございます。

もう2日前のお話ですが、8月30日(土)にアルカナカップの本戦が行われました。

あの激闘の予選を勝ち抜いて(時間的な意味で)優勝を収めたのは、「らすき」さんでした。

 

使用デッキは黄単ワンショット。まさか今大会でもジャッジメントがキーカードになるとは…。

自分はニコ生で鑑賞していましたが、当日のTwitterはかなり盛り上がってて面白かったです。

 

決勝カードは珍獣対黄単ワンショットと、環境トップと言える「赤黄」デッキが軒並み落ちたのが意外でしたね。(大会参加者中半分は赤黄だったのかな?)

 

今大会の個人的見どころは、ちゃみさんのプレイングと花田勝氏による的確な実況ですね。

ちゃみさんの赤黄ミラーでの後攻時のプレイングは、さすがと言わざるを得なかったです。先攻有利の対面でしっかり盤面を作っていく判断力は、一体何手先を見ているんでしょう?

 

また今大会の実況は、プレイヤー代表の花田勝氏と開発のむっくさんの2人でしたが、お二人ともCOJをしっかりやり込んでいるのが伝わってくる、とてもわかりやすく面白い実況でした。これは是非タイムシフトなどで見ていただきたいです。

 

大会自体は特にキャストの方が出てくる等はなく、華やかさという意味では地味な大会ではありましたが、ゲームそのものが楽しめる、いい大会ではなかったでしょうか。

欲を言うなら、一回戦も2試合同時進行ではなく、一試合ごとにしてほしかったです。(ニコ生だと片側の対戦しか見れなかった)

 

 

そして今大会終了後に、何点か新しい情報が発表されましたね。

まずカードパックから、

 

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                                 (c)SEGA

侍セットと悪魔セットの登場が発表されました。

これは、初心者の方には嬉しい発表じゃないでしょうか。どちらもそれなりに強いカテゴリですし、これだけでもある程度デッキになるので、今までのカードセットに比べれば全然買いだと思います。

 

しかし、このパックにも弊害というかちょっと辛いところがあります。

まず侍ですが、SRの武蔵がついてくることは、魔法石収録パックであるver1.1ex2がこれまで以上に魔法石以外に価値が見い出せなくなってしまったことです。

後は、どちらもver1.1収録のカードが多く、特に赤SRのマーヤを持ってない人は、こちらのセットで買うのは避けた方がいいと思います。

逆にマーヤは持ってるけど、他のVRなどが地味に足りてないという方にはオススメなのかな?と。

 

 

後地味に嫌らしいなーと感じたのは、「20クレジット」と書かれた部分に斜線が入っていることです。これはそれまでにこのセットを販売したことがあり、今回感謝ということで、10クレジットです。というのなら言いんですが、初めから10クレジットならわざわざ斜線を引く必要はないと思うんです。

これはちょっと前にあった某○○で「50%OFF」と銘打って販売しているが、実際は割引前の価格を2倍にして表示しておくことで、普段の価格と変わらないものとしていた。という事件を思い起こさせます。

 

というか実際それまでの20枚入手できるカードセットって全部10クレジットなんですよね…。なぜ20クレジットにわざわざ斜線を入れてお得感をアピールするのか…。

 

 

 

そして、何より衝撃的な発表だったのは、

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この賞金付き大会の発表ですね。

この発表を見て思ったことは二つ「予算下りたんだ」と「危ない」です。

 

まぁ予算が下りたんだっていうのは単純に、「そんなに儲かってるの?」という疑問だけですw

 

危ないっていうのは、今回のアルカナカップも予選の様子からわかるように、開発が今の形のままこの大会の予選を行うのであれば、かなり危険なことになりかねません。

ご存知方もいると思いますが、今大会の予選は6日間1日12時間以上COJをプレイし続け、勝利数を稼ぐことでしか、決勝Tに参加できないぐらい体力的にも精神的にも過酷なものでした。

ずっとプレイし続けるということは、その筐体を使い続けるということです。

店舗には筐体は限られた数しかなく、プレイヤー全てが望むようにプレイできるわけではありません。

今大会のように、「名誉」だけをかけて競うなら平和でいられるんですが、「金」が絡むとなると状況は一転します。

 

要するに、「座席の奪い合い」が起きる可能性が非常に大きいです。そしてそれが、「殴り合い」に発展する可能性も否定できません。

そうなってしまえばゲーセン側にも迷惑がかかりますし、事件になってしまえば最悪途中で中止になることすらありえます。

それでなくても、今まで以上に勝敗に敏感になり精神的に余裕がなくなっていくのは明白でしょう。

 

例えこれが「店舗毎の予選」から行ったとしても、勝負後に変な言いがかりをつけられたり、不正を働いて勝つ人間が出てくるのは、容易に想像がつきます。

 

お金の絡む大会というのは、非常にデリケートなもので運営がしっかりと気を張り巡らせて、それでも何か問題が発生して、それをしっかり対処できてやっと成功できるものです。

しかし、今までの運営・開発を見ている限りでは何も期待できませんし、不安しかありません。

正直個人的には、賞金付き大会というのには否定的です。

確かに夢のある大会ではありますが、それ以上に人の汚い部分が露呈してしまうのが実態だと思います。

運営に、健全な大会の管理運営の実績があるならまだしも、今まで調整面でも大会の運営面でも褒める部分がほぼない運営・開発ですので、時期尚早な感は否めません。

 

しかし発表してしまい、時期もアバウトですが明言してしまった以上、運営には正しくかつ安全な大会運営を行うために働いていただきたいです。

 

 

では皆さん、良きCOJライフを。                 (C)SEGA